Fiji Vignette 3/3 (by Taj Burrow)
Surfing under the rainbow, shooting from the sky
先日、屋久島へ向かうフェリーの中、ずっとよくわからない音楽が流れていたのです。誰も望んでいない曲が延々とかかっている。
これに象徴されるような、「なんとなくそういうものだから続けている」といった、意思のないものが世の中には多すぎます。
意思や意識の入っていない仕事は、人をぼやっとさせる効果をもっていて、僕らの精神を侵食し、「どうでもいいや」と感じさせてしまいます。そうやって次第に生きていることから遠ざかってしまうのです。生きていることはもっとくっきりしているし、鮮度があるはずです。
明確な意思も意図もない仕事は、人間のある部分を殺すのだと思っています。
最初はよかったんでしょうけれど、いつしか形骸化してしまった。だから、これからは「モダニズムよ、もう一度」が期待される時代だと思います。
岡本太郎の本が若い世代に読まれているのは、モダニズムの精神に感じるところがあるからだと思っています。
モダニズムとは、「非合理なことはもう止めよう」という精神です。かっこいいものやおしゃれなものをつくろうというレベルではなく、自分たちの生活環境で当たり前になっていることをもう一度見直そうという動きでした。